自閉症スペクトラムの長女が、初めて秋祭りの裏方の仕事に挑戦。その様子は…

日記

こんにちは。私たちの地域の秋祭りでは、中学生は大人と一緒に祭りの裏方の仕事をします。今年から中学生の長女も、祭りの裏方の仕事に初挑戦しました。今回は、その様子についてお伝えしたいと思います。

私たちの地域の秋祭りは、地域の神社に、それぞれの町から男性に担がれた屋台が集結し、練り合わせなどを行います。

その秋祭りの裏方の仕事には、休憩所や飲食物の準備や片付け、太鼓を叩く小学生の衣装の着付けなどがあります。

その裏方の仕事をするのは、主に中学生以上の女性。

長女も今年から中学生なので、裏方の仕事に携わることができます。

しかし、秋祭りには大勢の人が集まり、また先の見通しがつかないので、自閉症スペクトラムの長女にとって、とても辛い状況になることは間違いありません。

そのため、秋祭りの状況をよく説明した上で、長女と参加するかどうかを一緒に考えました。

その結果、母親の私も秋祭りの裏方の仕事をするため、私の横について裏方の仕事を頑張ってみたいという気持ちが強く、挑戦してみることにしました。
秋祭り当日、長女は大量のペットボトルの麦茶の入ったカートを一生懸命押し、太鼓を叩く小学生の衣装の着付けも頑張りました。

聴覚過敏をもつ長女が、大きな太鼓の音に耐えることができるか不安でしたが、イヤーマフを付けて乗り切りました。

序盤は順調です!

しかし…

休憩所で状況は変わってしまいます。
タバコやお酒、お弁当の匂いが入り混じった環境は、嗅覚過敏の長女にとって正に地獄。

周りには大勢の人の目があり、話し声も気になります。

また、休憩の間は特に仕事もないため、何をしたらいいのかが分からず、さらに不安に…

その色々な不快感から、パニックになり、休憩所で声を上げて泣き出してしまいました。

周りの人は、長女が大丈夫か気になり、声をかけてくれるのですが、さらに長女のパニック状況はひどくなるばかり…
そこで、まずは他の人のいないところへ長女を連れだし、クールダウン。

長女が落ち着いてから、家に帰るか、このまま秋祭りの裏方の仕事を続けるかどうかについて話をしました。

長女は、
「一度静かな所で耳と心を休めたい。」

と言ったので、祭りの行われている神社から自宅も近いので、長女を自宅に帰らせることにしました。
その後、日も傾き、秋祭りも終盤。

長女から、
「耳も心も休まったから、秋祭りの仕事をもう一度やりたい。」

と電話。

私たちの町の屋台は、丁度帰るところだったので、帰り道で合流することにしました。

長女と合流後、順調に帰路につき、秋祭りは無事に終了。
その後、長女と今回の秋祭りについて振り返りました。

長女は自分自身の特性に気付いたところがあったようです。

それは、明確な指示と仕事があれば、聴覚過敏や嗅覚過敏をあまり感じず、頑張れること。

そして逆に、休憩時間など、自分に割り当てられた仕事がなくなり、自由に行動していい時は、何をしていいのか分からず、不安になるとともに、聴覚過敏や嗅覚過敏が酷くなるということ。

私は、これらの特性に自分で気づけたことを素晴らしいと長女を褒めました。

また、大勢の人がいて、大きな太鼓の音も鳴り響く苦手な状況がある秋祭りに参加してみようと思ったこと、そして、その裏方の仕事をしっかりとできたことも、褒めました。

一緒に祭りの裏方の仕事をしていた人たちも、長女が責任感を持って仕事をしていた様子を見ていてくれて、たくさん褒めてくれました。

今回、秋祭りの裏方の仕事に挑戦することで、敢えて挑戦することで、長女自身が今まで自分が知らなかった良い部分にも気付くことができる経験をすることができました。

このことは、長女にとって大きな自信になったようです。

自閉症スペクトラムの人にとって、自己理解はすごく重要なことです。

自分の特性を理解することで、自分が輝ける場を知ることができるので、今後も娘達には無理のない範囲でいろいろなことに挑戦させ、自己理解につなげていけたらいいなと思いました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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