次女は自閉症スペクトラムとLDの特性から、通常級での学習が難しく、特別支援級の自閉情緒学級で学習しています。先日、次女の通学する小学校の特別支援級全体の校外学習があったので、そのことについてお伝えします。
我が家の次女は、特別支援級の自閉情緒学級で学習しています。
自閉症スペクトラムの特性から、他者の気持ちが分かりづらく、また、LDの特性から読み書きが難しいため、小学4年生から入級しました。
次女は特別支援級に入級してから、個別に対応してもらえることで、勉強が分かるようになり、文字の読み書きも小学2年生レベルまでできるようになりました。
そんな次女は、特別支援級で唯一苦手なことがあります。
それは、「自立活動」。
他者の気持ちが分かりづらい次女は、みんなとペースを合わせて行動するということが苦手で、自立活動があった日は、帰宅後ひどい癇癪を起こしていました。
今年も、年度末の自立活動の集大成「校外学習」の時期がやってきました。
年度末の校外学習では、電車とバスを乗り継ぎ、水族館へ行ったり、お店でお菓子を買ったりします。
お金は自分たちのお財布から各自支払います。
その道中は、リーダーが先頭になって班ごとに列になって歩くことになっています。
次女は5年生ということで、班のリーダーを任されることになりました。
校外学習の日が近づくにつれ、どんどんブルーになっていく次女。
理由は、歩くときにみんなのペースに合わせることが難しいため。
次女は家族で出かけても、目的地が分かっていると脇目も振らず一目散に目的地まで歩いて行ってしまうため、我が家でも困っています。
自分が周りを置いて行ってしまっていることに気付くのは目的地に着いてから。
しかも、自分が早く行ってしまったと思うのではなく、「みんなが遅い!」と怒るので大変です。
校外学習でも、特に1年生が歩くのが遅く、道路を飛び出したり大変のようで、以前中学校の特別支援級へ校外学習へ行った時も、何日もその時のことを思い出しては癇癪を起こしていました。
そんなこともあって、「校外学習なんて行きたくない…」とぼやく次女。
いつもであれば、その気持ちを爆発させて暴れ泣きわめいていたのですが…
でも、今回は少し様子が違いました。
癇癪を起こすのではなく、「校外学習なんて行きたくない。でも、自分にとって勉強になるから行かないとあかん。」
と言ったのです。
次女とは、癇癪を起こした後に落ち着いてから、なぜ癇癪を起こしてしまったのかということと、その癇癪を起こさないようにするためにはどうすればいいのかと言うことを話し合っていました。
それを繰り返すうちに、自分の苦手なことが分かるようになり、その苦手なことをクリアするためにはどうすればいいのかを自分なりに考えることが少しずつできるようになってきていました。
今までは、ただ感情を爆発させるだけの癇癪で、自分が何にイライラしているのかも分かっていなかったのですが、最近では「〇〇に対してイライラする!」と言語化もできるようになってきています。
今回も、「なんで校外学習に行きたくないかというと、みんなのペースに合わせるのが嫌やから。でも、将来介護福祉士さんになるためには、みんなのペースに合わせる練習が必要やから、その練習のために頑張らないとあかん。」と言っていました。
次女の将来の夢は、介護福祉士になること。
おじいちゃんやおばあちゃんと話をするのが好きで、折り紙や編み物など手先が器用なところがあり、また世話焼きなところもあって、お年寄りのために自分が得意なことで何かしてあげたいと思ったのがきっかけです。
その将来の夢について具体的に調べていくうちに、今の自分に何が足りないかということが分かってきたようです。
その頃から、少しずつですが気持ちの切り替えができるようになったり、癇癪も以前よりは減ってきたり、変化が見えるようになってきました。
そして、いよいよ校外学習の日。
浮かない顔をしてはいましたが、時間通り登校することができました。
夕方帰宅した次女は、校外学習で大変だったことをたくさん話してくれました。
1年生がルールを守ってくれないこと、お金の計算が苦手だから買い物に苦労したこと、リーダーだからみんなのペースを見て行動しないといけなかったこと…
「もう校外学習なんて行きたくない!」とは言うものの、以前のように癇癪を起こすことはありませんでした。
小学校の担任の先生からも連絡があり、「一年生のお世話をしっかりしてくれていて、今までの次女ちゃんでは考えられないような成長がみえました。」と校外学習の様子を教えてくれました。
色々苦手なことはあるけど、少しずつ自分の特性に気付き、向き合い、努力しようとする姿勢が見えるようになった次女。
母親の私も、こんなに成長するとは思わず、驚いています。
これからも次女と対話しながら、その成長を見守っていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


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