地域の秋祭りに向けた太鼓練習。自閉症スペクトラムの次女の様子は?

日記

こんにちは。10月に入り、秋祭りシーズン。私たちの地域では、屋台の中に小学生の子どもたちが乗り、太鼓を叩きます。その太鼓の練習が連日続きました。今回はその太鼓の練習の時のことを書きたいと思います。

9月の下旬から毎日夜に秋祭りに向けて太鼓練習が始まりました。

太鼓の叩くリズムやそれに合わせる掛け声は数種類あり、太鼓係のおじさんの指示に合わせてそのリズムや掛け声を変えていきます。

また、同じ叩くリズムでも、屋台の中に座る位置によって叩き方や振り付けが変わるため、自分がどの位置に座り、どのように叩くのかも覚えなければなりません。

自閉症スペクトラムの次女にとって、とても情報量が多い太鼓練習。

そして聴覚過敏のため、大きな太鼓の音も苦手…

次女はイヤーマフをしながら耳を慣らせ、一生懸命練習して、リズムの使い分けや座る位置と叩き方を覚えようと努力していました。
最初は苦戦していた次女ですが、次第に自閉症スペクトラムの特性による強みが出てきます。

それは、「ルールを守る」ということ。

一度見に着いたルールに対して、とても忠実に行動するので、次女は太鼓係のおじさんの指示に忠実に従うことができ、安定感をもって太鼓を叩くことができるようになりました。
太鼓を叩くということについては、難なくクリアできたのですが、問題は休憩時間のお友達関係。

次女は、大勢の子達と一緒に遊ぶのが苦手です。

また、仲良しの子が他の子と遊んでいると、その輪に入ることができず、どうしたらいいのかが分からなくなってしまいます。

太鼓練習の期間も、いつも仲良く遊んでいる友達が、他の子のグループと一緒に遊んでいて、次女が独りぼっちになってしまうことがありました。
その日の帰り道、次女が

「今日はAちゃんが他の子達と遊んでて、一緒にお話できるお友達がいなくて寂しかった!」

と言って、涙をぽろぽろ…

私もその様子を見ていたので、

「お母さんも見ていたから、その気持ち分かるよ。でも、Aちゃんは優しい子だし、Aちゃんが一緒に遊んでいた子達も優しい子達だから、一緒に遊びたいって言ったらきっとグループに入れてくれるよ。」

と言いました。

「でも、なんでグループに入ってくるん?グループに入ってこんといてって言われそう…」

と次女。

次女はマイナス思考の予想や思い込みが激しく、いつも相手から否定的な言葉を言われると思い込んでしまいます。
「もし、次女ちゃんがAちゃんと遊んでて、他に独りぼっちの子がいたら、次女ちゃんはその独りぼっちの子とは一緒に遊ぶのは嫌かなぁ?」

と私が言うと

「嫌じゃない。一緒に遊ぶよ。」

と次女。

「じゃあ、もし次女ちゃんとAちゃんが一緒に遊んでて、次女ちゃんが独りぼっちの子に一緒に遊ぼうって誘ったら、Aちゃんは嫌って思うかなぁ?」

と聞くと、

「Aちゃんはそんなこと言わないと思う。みんなで一緒に遊ぶと思う。」

と次女が言いました。

「じゃあ、Aちゃんも、太鼓練習で独りぼっちになっている次女ちゃんをグループに入れて一緒に遊んでくれるよ。明日頑張ってみよう!」

そこから、グループに入れてもらうために、

「私も一緒に遊んでも良い?」

と言う練習をしました。
次の日。

いつものように太鼓練習が始まりました。

休憩時間になり、やはり次女は独りぼっち。

しかし、次女は他の子達と遊んでいるAちゃんに声をかける様子が見られました。

勇気を振り絞って「私も一緒に遊んで良い?」と言ったようです。

その後、次女はAちゃんのグループで一緒に遊ぶようになりました。

秋祭り本番でも、次女は独りぼっちにならず、Aちゃんやその友達と仲良く過ごすことができました。

自閉症スペクトラムの次女にとって、友達の輪に入ることはとても一苦労です。

でも、今回のように、どのように言えば友達の輪に入れるのかを考えその練習をすることで、苦手だった複数の子と一緒に遊ぶということもクリアできるようになりました。

「苦手だからしない」ではなく、「苦手だからどうすればいいか一緒に考え、挑戦する」ということが大事だなと思いました。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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